1980年代からの1次・2次グムブームを踏まえ、2000年頃より起こった第3次グミブームは、お菓子と機能性食品の垣根を取り払う、新しい食文化を巻き起こしました。果汁入りグミなど従来のお菓子分野にとどまらず、コラーゲン入りや口臭予防用など、機能性菓子としてグミが消費者の人気を集めたのです。お菓子メーカーに加え、製薬・化粧品メーカーなどが市場に参入し、今や機能性菓子は新しい食のジャンルとして定着しています。
1このような動きを敏感にとらえ、日進乳業では多種多様なOEM委託にふさわしい、製造ラインを完備しています。異素材を充填するセンターインや果汁混合などの技術に加え、糖衣を融合させる複合技術も確立し、日進乳業はあらゆるニーズに対応できる制度の高い技術力を保持しています。
小ロット生産も可能な体制でこれからグミ市場を開拓していきます。
グミの食感のポイントであるチューイング性は、粘度の高い素材を連続的に処理できる日進乳業の設備と、きめ細かい仕込み技術から生まれます。加熱溶解、減圧濃縮させた原料は、高い粘弾性を持ちながらも自動的にパイプラインに送り込まれ、製造ラインへ届きます。すみずみまで合理化された独自の設備が、高精度で安定した生産を実現しています。
原料を流し込んで成型する充填設備は、オリジナルのオーダーにきめ細かく対応が可能です。例えば、中心に異素材を充填するセンターインや果汁混合、また食感や小粒サイズなど、多様なご要望にフレキシブにお応えします。大ロットはもちろん、小ロットの生産に順応する機敏さも持ち合わせています。
充填されたグミは、トレーごと乾燥させます。専用の乾燥室はフレッシュな外気を導入しながら、温度・湿度・時間を自動的に管理。年間を通して恒温恒湿にプログラミングされています。室内は独自の技術によって大容量でも一粒ずつ均一に乾燥することが可能になります。この空調コントロールによって、衛生的で安全な製品をお届けできます。
乾燥室を出たグミは、スターチの型からはずしてオイルコーティングした後、目視と金属探知機によって選別されます。色調の変化はないか、大きさや形状のばらつきはないかなど、熟練した人の目によって厳しくチェックされます。またロットごとにサンプリング抽出し、硬さや風味などの官能調査、サイズ・水分含有量などの規格検査も実施します。
